どうも!似顔絵イラストレーターの群馬くんです。
ついに2021年新型iPad Proが4月30日から予約開始しました!
iPad Proのすごいところは色々な方が語っていますが、
iPadをバリバリ使って仕事をしているイラストレーターという目線から、
お絵描き用にiPadを検討している人が、どう選んだらいいのか解説していきます!
2021年新型iPadpro選び方!
プロイラストレーター目線で解説!

イラストレーターから見た、新型アイパッドの選び方
■デジタルイラストを描いてみたい人
■イラストレーターを目指したい人
■イラストレーターで、iPadを導入したい人
こんな方に役立つ内容になってますので、ぜひ最後までみてください!
※あくまでイラストレーター目線ということで、スペックがどうのこうのはあまり話しません😅

僕はプロのイラストレーターとして独立して早5年目になります。
(似顔絵師としてデビューしたころから計算すると11年目!!😅)
主にテレビ番組用のイラスト制作や、似顔絵の通信販売、イベント出張など、その他絵を描くことならなんでもやってます。
最近ではコロナの影響もあって、デジタルイラストばかりで、アナログで描く仕事はほとんどありません。
独立した当初は、板タブや液タブなど、絵を描く機材を色々試した結果、行き着いたのがiPadでした!
今では絵を描く仕事は全てiPadのみで活動しています。
iPadだけで制作するようになり丸2年が立ちましたが、とても快適に制作をしていて、
奥さんもイラストレーターですので、二人でiPadを使って制作しています。
なので、アイパッドはデジタルお絵描き初心者から、プロのイラストレーターまでおすすめ出来ます!
そんなプロとして、イラストレーターから見た新型iPadの魅力と選び方を解説していきます。

iPadで絵を描くメリット3つ
まずiPadを使って絵を描くメリット3つ!
いっぱいあるので、一番伝えたい内容を3つに絞って解説します。
1、描き味抜群!
なんといっても描き味が最高です!
描き味というのは、ペンの反応速度だったり、力加減による線の強弱、画面の拡大縮小の速度、タッチの反応速度などなど、色々な液晶タブレットがありますが、iPadはトップレベル!
ストレス無く絵を描くことが出来ます。
変な液晶タブレット買うより断然iPadの方が性能が良くて描きやすいです。

2、持ち運べる!
普通は、ペンタブレットや液晶タブレットだと、パソコンに繋いで使うので、パソコンも持ち歩かないといけないので、かなり荷物が重くなるんですが、
iPadは、それ単体で絵が描けるので、iPadだけ持ってカフェで絵を描くことだって出来ます!
iPadさえあればどこでも絵が描けるのでとてもスマート!
最高のお絵描き機材です。

3、多機能!
タブレットなので、絵を描くだけでなく、大画面で動画が見れたり、ゲームが出来たり、キーボードを接続すれば書類の作成など、ちょっとしたパソコン的な作業も出来たりします!
アイパッドの魅力は大体この3つです。

お絵描きiPadのデメリット3つ
僕はあまりデメリットを感じないのですが、
中には、iPadを導入しても「使いずらい」と諦めてしまう人も居ます。
なので、デメリットも理解した上で、自分に必要かどうかを判断してほしいなと思います。
1、データ管理がしずらい
iPadはパソコンではなくタブレットです。
使い勝手としては、「デッカくなったアイフォン」です。
ちょっと考えてみてください。
あなたはアイフォンでどうやってデータ管理してますか?
最近ではアイフォンやiPadでも、「ファイル」アプリがパソコンっぽく使えてかなり使いやすくなりました。
とはいえタブレットなので、iPad単体でのデータ管理は難しいです。
対策⬇️
僕の対策としては、データ管理は全てマックブックエアーでしています。
パソコンのデータを、アイクラウド上でアイパッドと同期してます。
もしくは、エアドロップで必要なデータだけiPadに送受信したりします。
イメージとしては「パソコンのデータをアイパッドで編集する」という感じで、
編集したデータは全てパソコンで管理するようにしています。

2、パソコンとしての使い方は期待出来ない
iPadの性能がどんどん上がっていて、性能としてはノートパソコンとしての能力はあります。
でも、だからと言ってパソコンとして使えるかというと・・・僕的には全然ダメです
なんせ使い勝手は「でっかいアイフォン」
iPadがあればなんでも出来てパソコンもいらないよね?なんて思って買っちゃうと後悔すると思います。
とは言え、頑張れば書類作成も出来ますし、動画編集だって出来ます。
でも「出来る」のと「効率的」は違います。
いざって時にiPadでも出来るのは嬉しいことですが、
どう考えてもパソコンの方が効率がいいので、メインとして、「パソコン」は必須です。
絵描き目線から言うと、「絵を描かない人にiPadはいらない」んじゃないかとさえ思ってます😅
対策⬇️
パソコンを持っていない人は買いましょう😅
僕がおすすめするのは、「M1チップ搭載の新型マックブックエアー」
M1チップを搭載して爆速&驚きの省電力になったのに、値段はめっちゃ安い!
(最低スペックで115,280円(税込)で買える!)
スペックは一番低いやつでOK、それでも動画制作だってサクサク、ほとんどの人にオーバースペック!
僕もこのMacBook Airで動画制作もなんの問題なく出来ています。
ちなみに機材を全てApple製品に揃えたら快適すぎて戻れなくなります。
アイフォン、マックブックエアー、アイパッド、揃えてみてくださいm(_ _)m
3、画面が小さい
iPad Proは画面サイズが最大12.9インチ!
サイズ感で言うとA4サイズよりちょっと小さいぐらい。
タブレットとして考えればかなり大きいのですが、
液晶タブレットとしては結構小さい方です。
なので、絵を描くときは画面表示の拡大縮小を結構頻繁にします。
僕は特に不便だとも感じずに使っていますが、
大画面で拡大縮小しないで描きたい人には不向きです。
対策⬇️
これに関しては対策のしようがないのです。
僕としてはとりあえずお絵描き機材としてiPadを導入して、小さいと思ったらでっかい液晶タブレットも買ってみる、でいいんじゃないかと思います。
体のデカい僕でも快適に使えてるので、大体の人は大丈夫だと思います。

僕が使っているiPad Proの解説
早く新型iPad Proの解説をしろ!と怒られそうですが、
その前に僕が使っているiPad Proのスペックをサクッと紹介します😅
群馬くんの使ってるiPad Proスペック
・2018年モデル(第三世代iPad Pro)
・12.9インチ
・容量 256G(こんなにいらない・・最低スペックで十分でした)
もう3年前のモデルで、しかも中古で買ったのですが、全く機能的な不満はありません!
動作もサクサク、スペックが足りないなんてことは一度なく、多分あと5年以上使えそうな気がします・・
でも新型が欲しいので買い替えます!

2021年新型iPadの選び方!!
やっと2021年新型iPad Proの選び方を解説します!

イラストレーターが選ぶiPad Proの基準
iPad選びポイント 1、絶対12.9インチ!
11インチのサイズもありますが、絵を描きたいのであれば、必ず12.9インチにしてください!
これでも小さくて嫌だという人がいるくらいですから、絵描きとしてはこれ以外の選択肢はありません。
絵は描かないでタブレットとして使いたい場合は、僕なら絶対11インチ買いますけどね😅
iPad選びポイント 2、 メモリとストレージは最低スペックでOK
一番安い最低のスペックでOK!
なぜならこの辺りが必要になってくる人は、「超高画質の高度な動画編集がしたい人」だけです。
一般的な使い方の人はもちろん、絵描きには無用の長物になります
・メモリ(性能アップ)
お金を出せばメモリを増やせて、さらに高性能にすることが出来ます。
しかし、絵描きには最低スペックで十分すぎる性能なので、これ以上メモリを増やして性能をアップさせる必要はありません。
・ストレージ(データ容量)
ストレージっていうのは、データ容量のことで、お金を出せば、もっとデータ容量を増やすことが出来ますが、データ管理はほとんどパソコンでするので、アイパッドにストレージは必要ありません。
動画編集をする人向けの性能アップですし、そもそもiPadで動画編集をする人は、よっぽど使い倒したマニアだけです・・・絵描きにはこれ以上必要なし
iPad選びポイント 3、ワイファイモデルでOK (セルラーモデルは要らない)
セルラーモデルというのはスマホのようにデータ通信のsimを契約して、どこでもネットにつなげることが出来るモデルですが、
セルラーモデルにするだけで2万くらい値段が上がりますし、通信契約でさらに月々お金がかかってしまいます。
家にWiFiがあれば、WiFiモデルで十分!
外でネットが使いたいときは、スマホのテザリングで十分です。
よっぽどお金持ちで、お金を無駄に使いたい人以外はWiFiモデルにしましょう(笑)
iPad選びポイント 4、AppleCare+ は要らない
アップルケアとはアクシデントで故障した時の保証ですが、
しっかりしたカバーをつけて、大切に扱っていれば壊すことはありません😅
スマホは落としやすいので保証が必要な人もいるかもですが、
iPadのようなデカい機材を雑に落とすことは無いので
保証は必要ないと思います。
iPad選びポイント 5、基本的に最新のiPad Proを買おう!
新型iPad Proの値段は最安で12.9万円
ペンとカバーもろもろ揃えると全部で16万くらいは見ときたいです。
安くはないけど、絵描きとして食べて行くと考えれば、こんな安く済む投資はありません!
どうしてもお金がなければ、僕が使っている2018年モデルの中古も全然ありです。
実際使っていて劣化は全く感じていませんし、まだまだ使えます。
中古だと多分8〜9万円で買えると思いますし、新型に買い替える人も多くなるので、
待てばもっと中古は安くなるかもです。
でも僕としては、そこは投資だと思って新型買っちゃった方がいいと思ってます。
スペックは最低限に抑えていて、そこまで高くありませんし、思い切って最新のを買ってみてはいかがでしょうか!!

実際の購入画面で解説
若干わかりやすいように画像加工してますが、大体こんな感じ、
僕が購入したスペックの新型iPad Proです⬇️

ちなみにアップル公式で購入すると、利子無しで24回の分割払いが出来ますので、現時点でお金が無い方は分割でもいいと思います!
絵描き目線での 2021年新型iPadに期待する点
新型が出るけど、結局どこがよくなるの?
ざっくり解説すると
・M1チップという爆速のCPUを積んで、さらに超高性能になりました
・ネット通信速度、有線のデータ転送速度がアップしました
・カメラが超広角で撮れるようになりました
・ディスプレイが超綺麗になりました
だいたいこんな感じです😅
とにかくすごく性能が上がったということ(笑)
しかし!!
僕が使っているiPad Pro2018年モデルと比べて、
絵描き目線で新型に期待する点は、正直一つしかありません😅
発色が良くなった画面
絵描き目線で新型iPadに期待できるのはこれだけ(笑)
1万個のミニLEDによって、いままでよりも超高画質になっているとのこと!
いままででもめちゃ綺麗な画面で全く不満はありませんでした。
しかしながら、気持ちコントラストが弱くて、黒い部分も白っぽくなってしまっているような気がしています。
なので僕的に結構バックライトを明るくしないと、絵が描きづらかったのですが、
少ない光でより鮮明に見えるようになるなら、目に優しくなるんじゃないかと期待しています。

これ以上性能が上がっても、絵描きは体感出来ない
なぜ画面が綺麗になったこと以外は期待していないかというと、
2018年モデルでも絵を描くことに関して遅延などは全く感じておらず、
これ以上性能が上がってもわからないだろうと思っているからです。
さらにカメラが良くなろうがアイパッドで写真は撮らないし、
通信速度が上がったからと言って、重いデータ転送なんてしないし、
めちゃめちゃ性能が上がっていますが、これは動画制作向けのスペックアップだと考えていますし
そもそも動画制作はマックブックでやった方が効率的なので、アイパッドで動画制作はおすすめしません。
と考えると、2018年モデルのiPad Proを持っているイラストレーターさんは、2021年モデルを買う必要性は、正直無いと思ってます。

でも、、僕はiPad Proのみで飯を食べていると言っても過言ではないイラストレーターなので、
ここには投資すべきだと考えて購入することにしました!
欲しいだけだったりもしますが^^;
新型iPad Proが6月くらいに届く予定なので、2018年モデルとどう進化したのかも解説したいと思います!
アイパッドで絵を描くのに必要な道具一式
こちらの動画で道具一式は一度解説してます⬇️
しっかり知りたい人は上の動画を参考にしてください。
一式ざっくり解説します!
■アップルペンシル2
1.6万円!高い・・😅
でも描き味最高だし、アイパッドの横にひっつけるだけで充電とペアリング可能。
間違えて第一世代を買わないように気をつけてください。
2を買いましょう!
スタイリッシュすぎて、握りずらいので、気になる人は別売りのグリップを探して付けてみるといいです。
■角度調節可能なカバー
ZUGU(ズグ?)というへんな名前のカバーを愛用してます。
いろんな角度に調整出来て、絵を描くのに最適!
僕が持ってるのは2018モデルなので買い替えが必要です
2020年モデルのやつは2021とサイズが同じで使えるらしいので
とりあえず売ってるZUGUの2020年モデルを買おうと思います、
これが結構高い😅
でも色々比較してやっぱり現状これが一番⬇️
■手袋
デジタルお絵描き用の手袋が売ってます。
最近はこれをつけて描いてます。
手がいい感じに滑って描き心地良好
■ペーパーライクネスフィルム
ざらざらしたお絵描き用の画面保護シートが売ってます。
そのままだとガラスでカツカツ、ツルツルした感じで微妙なので、
フィルムを貼るとザラザラして紙に描いているように描きやすくなります。
しばらく描いてるとツルツルになりますが、替えるのが面倒なので、ツルツルのまま長年使用
元のガラスよりはよっぽどいいので、僕はそれでOK
■お絵描きアプリ「クリップスタジオ」
アイパッドにソフトを入れないと絵が描けません!
僕がおすすめするのはクリップスタジオ!
支払いはサブスクになっていて、買い切りじゃないのが残念ですが、
めちゃ安いのでおすすめ!
クリスタの解説動画も作ったのがあるので、気になる方は見てください⬇️
今後のアイパッドへの期待

正直、今回の2021年新型iPadは性能が上がっただけで、絵描き目線だと大きな変化はありません、
現時点でアイパッドを持って絵を描いている人は買い換える必要はないだろうと思います。
といいながら買いますけど(笑)
僕が本当に期待しているのは、完全なPCとしての使い勝手もできるアイパッドです。
マックブックが画面だけになって、Apple Pencilで絵が描けるようなモデル、
そうすれば完全に1台で絵も描けて事務作業も出来る完璧なお絵描きモデルになると思っています。
じゃあマイクロソフトのサーフェスがあるじゃん!って思われると思いますが、
サーフェスはiPadに比べて操作が滑らかじゃない、滑らかじゃないといことは書き味がイマイチ、絵描きに特化したものではないと思う(バリバリ使ってる絵描きさんもいると思いますが😅)
そもそもウインドウズが好きじゃないので、Appleで無い時点であまり視野に入りません・・
やっぱりアップル製品で揃えた連携の快適さは尋常じゃないです!
アップルが本気でサーフェスプロみたいなモデルを出してくれたら即買い!
じゃなくても買うけど!
アップルさんぜひお願いします。

まとめ
長くなりましたが、ざっくりまとめると、
1、「iPadは絵描き初心者からプロまで、最高のお絵描き機材である」
2、「最新モデルの最安スペックを買っておけば間違いない!」
というこの2点が僕の一番伝えたい内容でした!
参考になりましたら幸いです。
また新型iPad Proが届いたら、どこがどうよくなったのか絵描き目線でレビューしたいと思います!
最後まで見ていただきありがとうございました!

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